やりたいことが沢山あります
1.少子高齢化対策
秩父市の人口の推計として、2031年(令和13年)には51,589人となり、現況の85%に減少すると言われています。
今後、少子高齢化が加速化するため、生産人口の減少率についてはより大きく、現況の80%になると見込まれています。
少子高齢化対策は喫緊の課題であるため、先ず着手したのは様々な「子育て支援」であり、保護者の経済的負担軽減を図る多くの施策を実施しました。次に、日野田保育所大規模改修工事をはじめ、高篠中学校、影森中学校、南小学校の校舎大規模改造工事を行いました。高校へは学習指導を目的に「高校魅力化コーディネーター」を秩父高校へ常駐させました。
また、児童相談業務を一元的に行う「子ども家庭センター」の設置、重症心身障害児の事業所受け入れ促進や補助金を創設し、介護家庭や子育て家庭に優しい秩父市を進めております。
また、シニア世代のスマホ購入補助金や補聴器購入助成の創設、「秩父地域居場所づくりサポートセンター」の開設、肺炎球菌予防接種の助成、健康アプリの導入、公共交通の足の確保など行ってまいりました。


2.市立病院の建て替えを進めます
市立病院は2016年度(平成28年度)から赤字経営に陥っていました。
私が市長就任時点においては、施設の建て替えは財政的に現実性を欠いていたため、明確な方針を決定することは困難でした。しかし、市長就任後、市立病院経営の改善に努めた結果、任期2年目にして7年ぶりの単年度黒字化を達成することができました。これにより財政面での前提条件が整い、建て替えについても現実味を帯びましたので、積極的に建て替えを進めてまいります。
また、医師や看護師確保のための施策や帯状疱疹予防接種費用の一部助成、高齢者肺炎球菌予防接種費用の一部助成など、市民の健康と命を守り抜くため、財政経営と医療環境改革を総合的に考慮し、地域医療体制を守ってまいります。

3.行財政改革に取り組みます
限られた財源の中で財政基盤を安定化し、スリムで効率的な事務事業の展開を行い、身の丈に合った自治体規模へ転換を図ることが必要です。
・人件費や補助費などの経常経費を削減します。
・予算編成手法の工夫と事務事業を見直します。
・限られた職員数で業務効率を上げるため業務改革を推進します。
・通常の事業財源に影響を及ぼすことなく市債残高を抑制します。
4.民俗文化と観光・経済の融合化
秩父市は古より脈々と伝承されてきた素晴らしい文化があります。
特に「秩父夜まつり」や「吉田の龍勢」、「山田の春まつり」などをはじめとして、若者を軸としたお祭りが各地で行われています。先代が残してくれた文化遺産を引き継ぎ、地域のコミュニティを育み、外からお客様をお招きし、人と人とが交流する素晴らしいシステムです。
これらお祭りで培われた「パワー」と「コミュニティ」で、秩父を更に盛り上げていきましょう。
